ナクアーネ岩壁彫刻国立公園

ミラノより北東へ120Km、カモニカ渓谷の「Capo di ponte」 を目指してバスは高速道路を走り、ベルガモで地道に入ると一気に細くくねくね曲がっている上に、この日ミラノに到着する予定の「ジロ・デ・イタリア」もどきの自転車の列に何度もブレーキをかけてはノロノロ運転・・・それでも目的地に２時間足らずで予定通り到着〜！

中心地のカポディポンテは今ものどかにヤギや馬、牛などの家畜風景も見られました。

車を置いて10分程坂を上がると「世界遺産 ヴァルカモニカの岩絵群」が見られる国立公園の野外美術館があります。正式名称は『ナクアーネ岩壁彫刻国立公園 Parco nazionale delle Incisioni rupestri di Naquane」

4€を支払い中へ。(18歳以下と70歳以上はFree)

岩に通し番号が「102」ほどありそのうちの見学できるゾーンを歩いて回ります。

気持ちのよい国立公園なので・・・ついおにぎりでもほうばりたくなるところですが、

ここでは岩絵保護のため飲食禁止、岩の上を歩いたりはもっての外！

生えている花や草などの植物は持ち帰ってはいけません。

岩絵のある岩のまわりに通路がついていて、そこから目を凝らして絵を探します。

それでもどうしても見えない場合は、ガイドをしていただいた松山さんが

特別に許可を得て靴を脱いで岩に上り、棒でさしてくださいました。

何せ、１万年前の原始からローマ時代（紀元前200年）に掘られたような物だから・・・よ〜〜〜〜〜く見ないと見えませんーーーー！

岩には五つの異なる文明が残され、メッセージや内容が変化していくのを

大変興味深く見る事が出来ました。

続く