カモニカ渓谷
昨日、北イタリア日本人会主催のバスツアーに参加させて頂きました。
今回は「カモニカ渓谷 世界遺産 原始岩絵群見学」
2年前にも「アルプス氷河の舌端見学〜スイスツェルマットからベルニナ鉄道に乗り
トレッキング〜」というバスツアーに参加させていただき大変感動した、
その続編ということでとても楽しみにしていました。
ツアーのガイドをしてくださった、画家「松山修平氏」は36年前に
このバルカモニカの原始壁画に感銘を受けられ、爾来イタリアに在住する事になり
40回は有に足を運んでおられるという方で、大変詳しく色々説明いただき
松山さんのおかげで本当に有意義に先史代を感じる事が出来ました。Grazie!!!
世界遺産が最も多いイタリアの中で、1979年に一番最初に登録されたのは
ローマの建築物でもなく、フィレンツェのルネッサンス絵画でもなく
北イタリアのロンバルディア州ブレシア県にある
この「VAL CAMONICA ヴァルカモニカ岩絵群」だという事を初めて知りました。
遡る事1万年!原始時代の岩絵が、ブレシャ県とベルガモ県の県境を成すカモニカ渓谷に
点在します。35万にもなる岩にその図像は散在し現在も一年に20個の
新しい岩を発見している、一方酸性雨などで岩が削られたりカビが生えたりと
見えなくなって来ている現象もあるそうです。
このカモニカ渓谷にあるCapo di Poite(カポディポンデ)には東と西に聖なる山が
太古代から存在し、そして今もその山々から年に何度か拝めるある太陽の光が
神を象徴した神聖な場として脈々と受け継がれています。
Capo di Ponteの「NAQUANE」に野外美術館として、100ほどの岩に描かれた岩絵が
1955年より谷あいの中腹(海抜500m)に栗・モミ・カラマツなどに守られるように
約30ヘクタール開放されています。(4€)
明日へ続く。